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【積ん読本解消】またまた本棚の奥から救出しました

「まだ読んでなかったんだ」っていう本を本棚の奥からようやく救い出しました。


理科系の作文技術 (中公新書 (624))理科系の作文技術 (中公新書 (624))
(1981/01)
木下 是雄

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「理科系の作文技術」。
3年半ぐらい本棚で眠っていましたかねぇ…。勉強&仕事開始したばかりの時に買った気がしますから。完全に埋もれていました。
先日(といってもだいぶ前)、新聞のコラムで取り上げられていたのを目にした時に、「あぁ、それワタシ持ってたわ」と思い出しました。
初版が1981年だというのに、いまだに理系大学生向けの推薦図書的に新聞で取り上げられるくらいですから、定番図書なのですね。

翻訳者的には、前半の「準備作業(主題の選び方)」とか、後半の学会講演の部分などはあまり直接的には関係ないですが、中盤、「文の構造」「はっきり言い切る姿勢」「事実と意見の違い」などは非常に参考になる部分が多かったと思います。

長い修飾句や修飾節がたくさん入り組んで名詞(句、節)の前に置かれる「逆茂木型の文」(作者の命名です)。
英語→日本語の翻訳の時には、うっかりやってしまうことも多いです。ワタシ。
英文が長くて複雑で、「なんだかよくわかんないなぁ」なんて時に、
「とりあえず訳しとこ」ってやってしまうと、こういう長々としたわかりにくい修飾句を並べがち。

「はっきり言い切る姿勢」の部分ではドナルド・キーン氏の言葉の引用に苦笑い。
キーン氏が手紙の中で、『五日間病気でした』と書いたら、友人は『日本語として正確すぎる』と言って『五日ほど』と直された、という話がのっていました。
「『はっきりした表現は日本語ではない』ともいえるのではないか」という氏のお話も。

「日本語として正確すぎる」、という修正理由がすごい。
「日本人には、こういう『ぼかしことば』をいれないとなんとなく落ち着かない言語習慣があるおかげで、なかなか『はっきり言い切る』文章が書けない」、と著者は書いています。
「理科系の文書に関するかぎりは明確にはっきり言い切る文書を書こうではないか」、とも。

たしかに、論文などを見ていると「~と考えられる」という文章に非常に多く出会いますが、英訳の時は、この「~考えられる」系の文章の処理にワタシは非常に難儀します。
「はっきり言い切ってくれよ」っていつも思ってます(笑)。
同じように思っている人は多いようで、先日終了したマスターコースでも、この「~考えられる」系の文章の処理について、一度トピックとしてとりあげられていました。
たしかにワタシも日本人として、なんだか気持ちはわかるのですよ~。
でも、英語にするのは非常にやっかいですね。


この本、ワタシがもっているのは98年の第40版なのだけど、
その後、多少改訂されたりしているのかな?
PCで論文を書くのが当たり前になった現在では、内容的にかなり古い部分もあるのだけれども、
それを考えても、「理路整然とした明確な文章を書く」心構えを学ぶという意味では、
何十年もたった今でも非常に有用な本だと思いました。


もう一冊、読みました。


あの手・この手の特許翻訳―誰でも使えるパソコン活用術入門あの手・この手の特許翻訳―誰でも使えるパソコン活用術入門
(2011/02/07)
杉山 範雄

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「あの手この手の特許翻訳」
これは、ブログで連載されていたのを加筆して書籍化したものだそうですので、
ブログで読まれていた方が多いのかな(ワタシは読んでいませんでしたけど)。

特許翻訳と書いてあるけど、ジャンルは別に関係ありませんね。
PC活用術です。
多くのページを秀丸、秀丸マクロの活用に割かれてます。あとSimply Termsとかも少し。
この本をひっぱり出してきたのは、
先日受けたPC活用講座と一部内容がかぶっていたからです。
秀丸の話は講座でもいろいろ説明されました。
(って、講座とこの本はまったく関係ないものです。念のため)

著者は秀丸マクロを相当活用されていらっしゃるそうで、
1日処理量、5000ワード/日だとか。
水野麻子さんも、著書の中でマクロ等の活用でこれ以上のすごい処理量を実現されてらっしゃるようなことを書いていましたけど、ワタシごときのレベルでは、ただただ「すごいなぁ~」って感じです。


マクロの活用ぶりは本なりブログなりを読めばわかるのですが、
極力「タイプレス」をめざしていて、
可能な限り「訳語を置き換えて」、必要な部分だけ自分で入力して翻訳する、という感じですね。
先日のPC講座でも、自分で入力する労力を極力減らす、って話がありましたっけ。
ミス防止のためにも「機械ができることは機械にやってもらう」ってのはよく言われますけども…。

ワタシなんか、もくもくとカタカタカタ…と入力してる人ですよ。
それじゃあ、効率はあがらんのですねぇ。
でも、ここまで「置き換え」を活用して訳文を作るためには、
そもそもPCスキルのアップはもちろんなんだけど、
翻訳する上での意識改革自体を迫られそうな感じがするんだなぁ。
うーん。言いたいことがうまく書けないんだけど、なんか、そんな感じ。
あ、もちろん活用してみたいと思っているのですよ。
PC新しく買ったらやってみます…。


なんかこういう本ばっかり読んでると、関係ない本が読みたくなってきますね。
小説とか…。

ま、でももうしばらく続けてみよう。


読んでくださってありがとうございます。
ポチっとクリックしてくださるとうれしいです。


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プロフィール

komako

Author:komako
翻訳会社でオンサイト翻訳者として数年勤務した後、東京を離れたことをきっかけにフリーランスとして2013年に新しいスタートを切りました。2人の子供(6歳、4歳)の相手をしつつ、試行錯誤の毎日を送っています。

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