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社内翻訳者、5年目。

今の会社で社内翻訳者として働き始めてから丸4年がたち、いよいよ5年目に突入いたしました。最近、いろいろ振り返りモードに入っているものですから、ちょっとこれまでの仕事&勉強についても振り返ってみたくなりました。

社内翻訳者といっても、いわゆるソースクライアントにあたる企業にいる方や、翻訳会社のオンサイト翻訳者さんもいるでしょうし、立場も社員、契約社員、派遣、パート、と様々だと思います。私の場合は「翻訳会社のオンサイト翻訳者」です。また、私は育児中で規定の就業時間での勤務が難しいので、正社員より少し勤務時間が短いパート社員であり、お給料も時給制です。時間を切り売りしています。翻訳およびチェック以外の業務は全くなく、勤務時間中はひたすら翻訳(かチェック)をしています。

お叱りを受けそうですけれども、翻訳をやりたくてやりたくてやりたくて今の会社に入社した、というのとはすこし違います。もともと翻訳とは1ミリたりとも関係ない仕事をしており、その会社で1度目の産休をとり職場復帰しました。ところが復帰して数ヶ月後に思わぬ出来事があり、結局復帰後、不本意ながらわずか3か月で退職という選択をすることに。その当時、上の子がまだ1歳にもなっていませんでしたのでこのまま専業主婦生活を送ろうか、とも思いましたが、復帰の際に子どもが入園した保育園は、一度退園してしまうと再入園できる可能性は限りなく低いという競争率の高い保育園でした。そんなことで、「求職期間」として在園が認められる「3か月間」のうちにどうにか再就職先を見つけよう、そこで見つからなければまたいろいろ考え直そう、ということにしました。期間が3か月しかなかったものですからそれはもう、節操無く探しました。前職の業界に戻ることは考えていなかったので、派遣の英文事務とか、翻訳会社の翻訳のお手伝い(?)とか分野もまったくめちゃくちゃでした(特許翻訳の事務所とかもあたったわ・・・無謀だったなぁ)。で、結果、医薬翻訳を専門とする会社に採用していただくことになり(しかも翻訳者として)それから今に至っています。なぜ採用されたのか、今でも理由はあんまりよくわかりません。面接の時とかに、別に何もウソはついてないですよ(笑)。

入ってみますと、翻訳者として勤務されている方の中には翻訳歴の短い方もいるにはいましたが、翻訳歴10年以上とか、フリーランスとしてやっていたけどフリーの働き方が向いてなかった、とかで会社勤務に戻った方もいらっしゃいました。まあ会社勤めが向かないっている人もいますからその逆の人がいても不思議ではないですね。そこで優しくも厳しい(まさにこの言葉がぴったり)先輩方にいろいろ教わりました。当然、チェックが必ず入りますが、毎回真っ赤っかでした(泣)。採用通知をいただいた頃からフェローの産業翻訳の基礎コース(だったかな?)である産業翻訳<ベータ>を受講し、自宅で勉強しました。って仕事しながらこんな基礎コースですよ。考えてみればひどい話で・・・。

とにかく、そんなことで1年目は、会社の仕事をどうにかこなし、通信講座の課題を提出するだけで精一杯でした。それでも2年目の半ばぐらいになってきますと少しずつ気持ちの余裕が出てきました。その頃ぐらいからだと思いますが、「これはこの会社独自の訳し方なのではないか?外の世界では、もう少し違う言い方をすることもあるのではないかしら?」と思うことがたまに出てくるようになりました。我が社はソースクライアントではなく、数社のクライアントを持つ翻訳会社ですから社内にしか通じない社内用語などがあったわけではないですが、「我が社独特の訳し方」みたいなものがあるかも、と思うようになってきたのです。大きい翻訳会社のことは知りませんが、小さい会社ですと、その会社で一番実力がある人(あると思われている人)の流儀みたいなものがイコールその会社のやり方、みたいになりがちなんじゃないかなぁ、という気がします(あくまでも私の勝手な印象です)。別にそれが悪いわけではないですし、会社のやり方や先輩方に対して何か不満や疑問が生じたとかではまったくありません。でもとにかく、時々そんなことに気がつくようになってから、仕事は仕事としてきちんと取り組むとして、それ以外に、社外からも自分の訳文に対して評価をしてもらいたい、という気持ちが強くなりました。最初は「とにかく勉強しなくちゃ」という思いでやっていた通信講座も、だんだんと、「社外の評価基準」を求めるようになってきたとでもいいましょうか。

そんなことで3年目、4年目とずっとなんらかの講座を受けてきたけど、結局それは「社外からの評価の目」が欲しかったから、という気がします。
5年目は、、、どうなりますかね。どうなるかわかりませんが、やっぱり社内にとどまらず、外を見る目は大事にしたいですし、業界全体の動向などは常に意識していたいなぁ、と考えます。

「社外にも目を・・・」と書いておきながら少々矛盾しますが、振り返ってみて「自分はラッキーだったな」と思うのは、社内で的を得た厳しい指導を受ける機会に恵まれていたことでしょうか。かつて同じ通信講座を受けていた方が、半年ほど前に派遣で社内翻訳の仕事に就かれたそうなのですが、その方が、「自分達で訳したものがそのまま送られてしまうのでとても不安です(派遣さんどうしのチェックはするけど、社員さんのチェックがないのだそうな)」、とおっしゃっていたのを聞いて「へ~」って思ったことがありました。初心者にとって社内翻訳者というのはフリーになるよりハードルが低いと思うけれども、初心者がそういう環境に入ってしまうと仕事を通してスキルを磨くってなかなか難しいのではないかしら?どうなんでしょうね。ちょっとわかりません。

まあ、なんでこんなこと書いているかっていうと、先月はいろいろと考え込む機会の多かった月でして、何はともあれ「もっと視野を広げなければ」と思うことが多かったからです。翻訳者としての自分の実力を客観的に見つめ、自分はこれからどういう翻訳者になりたいのか(抽象的すぎるけども)、そのために私は今何をしたらいいのか、と、ぼんやり考えていました。って今でも考えています。
・・・で、考えすぎて、先月はいつものルーチンの勉強があんまり進んでなく・・・(こういうのは言い訳)。まあでも、そういう機会が何度かあり、またのんびりモードながらも新しいことにちょっとずつ手が出せたので、概ねよい月であった、ってことにします。

とにかく、いろいろ考えたまま今年は終わってしまうかもしれないけれども、「外を見ること」はこれまで以上に意識していかなければ、と思っている今日この頃です。

なんだか、記事アップするのやめようかな~と思ったり、書くのにエラく時間がかかったりしましたけど、せっかく書いたのでアップしておきます


おぉ~、すごく長くなっちゃったなぁ。



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komako

Author:komako
翻訳会社でオンサイト翻訳者として数年勤務した後、東京を離れたことをきっかけにフリーランスとして2013年に新しいスタートを切りました。2人の子供(6歳、4歳)の相手をしつつ、試行錯誤の毎日を送っています。

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